島めぐり2島目は本島。
面積6.74㎢、人口264人(令和4年現在)。かつて塩飽水軍の本拠地だったこの島は、風情ある街並みと海のコントラストが綺麗な小さな島です。
瀬戸内海に広がる大小28の島々からなる塩飽諸島の「塩飽」、激しい潮流を意味する「潮湧く」からきているとも言われているそうです。潮の流れが速い周辺海域では、船の操縦に長けた島民の航海技術を活かして古くから海上交易が盛んに行われてきました。その優れた技術を利用して戦国時代には塩飽水軍として活躍。江戸時代にはその技術を認められ、自治権を与えられていたそうです。
私が訪れたのは、2021年9月。もうすぐ秋かぁ…と思っていたのに、立派な入道雲が見られて「まだ夏だ」と少し安心するような季節でした。
今回はそんなエモさに浸った島旅をご紹介。
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本島までは丸亀駅から徒歩10分ほどにある丸亀港からフェリーで35分。丸亀駅から港までは徒歩で行けますが、コミュニティバスも運行しているようです。
本島観光はレンタサイクルを巡りました。港に降りてすぐにある「本島汽船待合所」で自転車を借りる事ができます。当時ケチ大学生の私は普通自転車(500円)を利用しましたが、島内は坂も多いのでゆったりと観光をしたい方は電動自転車(1500円)がおすすめです。
自転車を借りてまず向かったのは、史跡「夫婦倉」。嘉永5年(1852年)に塩飽大工によって建てられたこの土倉は、同じ形が2つ並んだ形から「夫婦(めおと)倉」と呼ばれています。昭和63年に現在の場所に原型のまま移転・復元されたそうです。
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次は風情ある街並みを残す「笠島」を目指して、坂道と爽快感のある海沿い道を繰り返しながら自転車を漕いでいきます。
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瀬戸内芸術祭期間ではなかったので手付かず状態。
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誰も来ない、一人しかいない時間を楽しむ。
そんなこんなで笠島まち並み保存地区に到着。せっかくなので、ゆったりと楽しみたい!自転車を近くに停めて気の向くままに歩いてみました。平成生まれの私も懐かしさを感じてしまう古き良き日本の街並みが残る家々には、現在も人が住んでいるようです。
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黒板の掲示板が現役で使われていたりと、まるで映画のセットみたいな街。
歩いていると「マッチョ通り」なる道に遭遇。何これ?と思いながら歩きましたが、結局分からず。
あとで調べたところ、「町通り」が訛って今の名前になったようです。
笠島から港に戻る途中がこれまた大好きだった!
その理由は…、綺麗な瀬戸内海の向こうに見える瀬戸大橋。遠いですが、空と海の青さの中にマリンライナーが走っている様子も見えました。とにかくずっと海が綺麗で、観光船や貨物船など様々な船が通るので、何もない道を漕いでいるのも全く飽きない!
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港に戻ると、実は到着してすぐに目をつけていた「Honjima Stand」というレストランへ。綺麗な景色を眺めながらゆったりと食事を楽しめて雰囲気抜群でした。慣れないおひとり様ランチに、太陽光ガンガンの席を店員さんに心配されて恥ずかしかったですが、とても美味しいご飯に大満足でした。
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のどかな雰囲気で、「ひとりランチなんてキラキラ女子のすること…」と気が引けていた私もゆったりと楽しむ事ができました。
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レストランや観光地ですれ違う人の会話を聞いていると、本島は釣りを楽しみに来ている人や近くに住む人が遊びに来ている人など、近場のお出かけスポットという感覚の島だと感じました。
程よい観光と一人でのんびりできる環境が揃っている、県外の人も訪れやすいおすすめの島です!
本島観光を終え、フェリーの時刻表を確認すると隣島の「牛島」に行けると判明してレッツゴー。
牛島での様子は記事をぜひ→【香川の島めぐり】〜牛島〜
ほなね〜。
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