本島の帰りに、フェリーの時刻表的に行けるかも!?と思い急遽上陸した、面積0.84㎢、人口8人(令和2年現在)。今回は、なにもないがある穏やかな牛島旅をご紹介。
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14:15本島発のフェリーが到着すると、船員さんに「牛島で降りたいんですけど…」と相談すると、500円(本島ー牛島間往復分)払って乗せてくれました。6分間船に揺られて牛島に上陸。もちろん下船したのは私ひとりでした。
※牛島に行く船は限られているので、行くときは時刻表を要確認です。
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下船後は丸亀港に向かう船を見送り、くるりと振り返ってまずは島の反対側を目指して小道に入りました。
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港付近に数軒家がありましたが、小道を進むと人気のない森に入り少し心細くなりながら、「なにが見れるかな」というドキドキと「なにもなかったらどうしよう」というハラハラが膨らんでいきました。
進んでいくと、島の中心部分に集落を発見。昔の家が連なっている中にはヨーロッパ風のおしゃれなご自宅もあり、とても素敵でした。集落周辺にある用水路には亀がたくさんいて、見つけては眺めてを繰り返しながら歩くのも楽しかったです。
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実際に予定が記入されていた黒板の掲示板。
港の反対岸はお墓や島民専用の港、きっと誰かの別荘なんだろうなという感じのペンションがありました。
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この場所にペンションなんて最高ですよね。
ひと通り島内を満喫したら、港に戻って今度は港の周辺を探索。
まずは東側。途中堤防の上を歩いたりしていると、あまり使われていない雰囲気の島民の方の船が置いてある浜辺に辿り着きました。ここにはカニがたっくさん!普段人が来ない場所で、カニたちがのびのびと居場所を作っていました。
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何か分かる人いますか?
このカニがシオマネキだったのも、私のツボに入ったポイント。私がいるのを穴からちらちらと確認しながら、ちょっとでも動くとササっと穴に入っていくのが可愛かったー…。ちなみにフナムシもワサワサいました。
お次は西側。広ーい砂浜にはシーグラスがいっぱいありました。人が来ないからたくさんあるのかな?初めて手に取りましたが、夢中になって拾ってしまいました。
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ここをどんどん奥に進んでいくと→
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砂浜の奥にあった岩肌の上にもフナムシがうじゃうじゃいました。(虫が苦手な人は無理かも…。)足を置きたい場所に逃げていく、ちょっとどんくさいフナムシ。足を出すたびにサササーと避けていく様子は、ジブリの世界に入ったような、偉くなったような気分でした。
帰りのフェリーは16:58発。全てを回り切ってあと40分ぐらい時間が余ったので、砂浜近くにあった灯台周辺で堤防の上で寝転がって待ちました。この綺麗な島に一人しかいない充足感に浸ることができたので、(もちろん島民の方はいらっしゃいますが) とってもおすすめです。アニメの世界に入っているかのような厨二病に酔いしれていても誰にも見られないので、のびのびとできますよ。
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寝転がったまま、この景色を見ながら時折目をつぶっている時間が至福。
上陸してすぐに抱えていた「なにもなかったらどうしよう」という不安は、帰りの船を待っている頃には「なにもない」という豊さを実感していました。
以上、なにもない余白の豊かさ満点の牛島旅の様子をお届けしました。
同じ日に行った隣の島「本島」でのひとり旅の様子はこちらから。
→香川の島めぐり〜本島〜
ほなね〜。
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